フジサキテキスタイル株式会社さんのご紹介
INTERVIEWS
公開日:
2022.03.18

フジサキテキスタイル株式会社さんのご紹介

当然といえば当然ですが、生地がなければ服を作ることができません。

服にとって生地は、品質の良し悪しや見た目の印象を左右させる重要な存在です。

つまり、信頼できる生地の仕入先様の存在は、私たち製造メーカーにとって必要不可欠です。

今回は、私たちが日頃から大変お世話になっている生地の仕入先様「フジサキテキスタイル㈱」さんをご紹介したいと思います。

フジサキテキスタイル㈱ 
渋谷店へ

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原宿駅から徒歩10分。神宮前交差点のすぐそばという最高の立地に、フジサキテキスタイル㈱渋谷店があります。

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広々としたショールーム
棚に入っているものは、全て素材の見本帳です

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素材の見本帳

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チョイスした素材を見ながら打ち合わせ
オフィスの2階フロアは、膨大な種類の素材を見ることができる広々としたショールームになっています。

商談スペースも用意されているため、生地の知識が豊富なプロと一緒に、じっくりと素材の選定や打ち合わせを行うことができます。

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数多くの素材見本
その迫力は「壮観」という言葉がぴったりです

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お客様の要望に沿った素材をいつでも用意できます
欲しい素材が必ず見つかる。そんな期待感が湧いてくるショールームです。

国内の一流アパレルブランドのデザイナーやディレクターが足繫く通う、まさにアパレルのプロが集う場所となっています。

蔵座部長へインタビュー

今回は、私たちSTYLE PROUDの生地を担当して頂いている、フジサキテキスタイル㈱渋谷店の蔵座(ぞうざ)部長にお話を伺いました。

ー会社概要を教えて頂けますか?

弊社は1968年創業の、テキスタイル(=ファブリック、生地)の卸と製造販売に特化した繊維商社となります。
両国本社とこの渋谷店を拠点とし、約2年前には大阪にも新たに支店を構え、サービスの拡充を進めています。
多くの有名アパレル様やOEMメーカー様に、弊社がご提案した生地を採用して頂いています。

ーどんな素材を提案できますか?

布帛からカットソーまで、提案できない素材は無い!と言えるほど、豊富な素材バリエーションをご用意しています。
2Fのショールームを見て頂ければわかる通り、全ての素材を見ようと思っても、1日では済まないですよ。
扱っている素材自体も、一流アパレルブランド様の取り扱いに見合う高付加価値で高品質なもの、希少なもの等、多数の素材をご用意しています。

ーまさに、プロに向けての素材提案をして頂けるということですね?

仰る通りです。例えば、この素材は「吊り裏毛」という、希少価値のある編み機で作られた裏毛素材です。
通常の編み機と比較し、旧式の機械でゆっくりと編まれる為に生産効率は悪いのですが、その分リラックスした状態で生地が編みあがり、柔らかな仕上がりになる特徴があります。
こうした、希少で付加価値のある素材はもちろん、定番的で使いやすい素材まで、ブランドの特徴やお客様の要望に合わせた幅広いご提案が可能です。

ーあれだけ多くの見本帳の中から、お客様の求める素材を収集し即提案をするのは、とても大変そうですね?

そうですね。また、これだけの数があれば、廃番になるものや新しく入るものなど、素材のラインナップは常に入れ替わっている状態です。
お客様が求める素材を厳選するには、ラインナップを最新の状態に保ち、売れ筋やトレンドの情報を常に分析して整理していくことが重要であると考えています。
フジサキテキスタイルの営業マンは、そういった情報収集やカラー・トレンド分析を絶え間なく行い、お客様にタイムリーなご提案ができる準備を常に整えています。
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毎日、様々な生地メーカーさんから追加の見本帳がどっさり届きます
提案力があり、仕入れ・販売ルートが豊富なフジサキさんならではの光景です

ーSTYLE PROUDのデザイナー様には、1つのデザインに対して、いつも5~20部程度の見本帳を収集して頂いていますよね!

はい、これは簡単な作業ではないです。
この提案ボリュームは、一流アパレルブランドのデザイナー様にお出しするご提案と同等、またはそれ以上の量となります。
STYLE PROUDのデザイナー様には、ご自身が本当に納得できる良い製品を作成してほしいという思いから、なるべく多くの見本帳を集めてご提案しています。

ー当プロジェクトのように、一般の方が参加するプロジェクトに協賛いただく事はよくあるのでしょうか?

残念ながらこういった機会はあまり多くはありません。弊社は原則アパレル会社様とのBtoBがお取引のメインとなっており
一般の方が生地を見てみたいといった理由でショールームをご覧になることは、原則禁止させて頂いております。
一方でSTYLE PROUDの目指すSDGsに向き合ったモノづくりや、ファッションが大好きな一般の方が企画に参加できることに、私は大きな魅力と可能性を感じています。
国内製造業として新たな形式のプラットフォームを独自で作り上げ、DtoCに挑戦するプロジェクトそのものに共感し、私は素材の面から全力でバックアップをしたいと思っています。

ーありがとうございます!布帛であろうとカットソーであろうと、デザイナー様の様々な要望になんでも応えてくれますよね。

世の中のアパレル製品は90%が布帛ですので、大前提として、布帛は充実したラインナップを取り揃えております。
また、フジサキテキスタイルは元々カットソーの提案に強いテキスタイルコンバーターとして創業した経緯があります。
その為、市場でバリエーションが少なくなりがちなカットソー素材も、自社での素材開発を積極的に行い、豊富なご提案ができる体制を整えています。

ーつまり、布帛もカットソーも、生地メーカーさんからの卸売りだけでなく、自社で開発した素材も含め、幅広く提案できるということですね?

その通り。さらに、リスク素材(※1)だけでなく、お客様によってはバイオーダー素材(※2)の生産もお受けすることができます。
私自身、多くの生地メーカーさんや生産現場さんと長年築き上げた関係性があるため、バイオーダー素材の生産にも難なく対応できます。
卸売りだけでなく、製造販売もしてしまうので、ご提案のバリエーションは本当に無限大です!

※1:リスク素材
生地メーカーによって既に作られた、在庫ストックが用意されている素材のこと。
カラーは見本帳に載った選択肢の中から選ぶことになりますが、在庫があればその生地を即時手配できることが最大の利点です。
受注生産で短いリードタイムでの生産を行うSTYLE PROUDは、リスク素材の使用を原則としています。

※2:バイオーダー素材
完全オリジナルの素材を、発注者の希望するスペックやクオリティで作成する素材のこと。カラー展開なども自由に決めることができます。
但し、糸の手配や原反の作成、染色工程などには経済ロットが存在するため、スケールの大きい発注が必要となります。生産期間も、
発注をしてから最低でも2か月はかかるため、長期的な計画が必要とされます。
素材の名前すら自由に決めることができるので、特に機能性などを前面に押し出した生地名がついている開発素材は、バイオーダーで作られているケースが多いです。

ー凄いですね!国内生地メーカーさんのリスク素材は、ほとんど揃っていますか?

産地や素材を問わず、あらゆる生地屋さんからの仕入れルートがあります。恐らく、国内生地メーカーさんの9割近くの素材は、ご提案することができます。
とにかく、フジサキになければどこにもない!と思って頂いて大丈夫です。

ーちなみに、取り扱っている生地は、何%が海外で作られているのでしょうか?

実は、30%~40%は海外製です。しかし、開発と生産のハンドリングは、あくまでも国内生地メーカーの主導によるものです。
日本市場に販売する目的の為、日本の厳しい品質基準や検品基準をクリアした、高品質な素材が集約されていることは間違いありません。
また、産地での一貫生産で製造コストを削減させることで、国内基準の良い素材を低コストで生産することができるのです。

ーなるほど。とても勉強になりました!ありがとうございました。

まとめ

STYLE PROUDプロジェクトは、ご参加頂くデザイナー様はもちろん、ご協力頂く国内メーカー様の存在無しでは成り立ちません。
最後に、蔵座部長より当プロジェクトに対する想いを伺いました。

繊維業界におけるものづくりはまだまだ閉鎖的で、なかなか一般の方が参加できにくい構造になっています。
STYLE PROUDプロジェクトがかかげる、製造メーカー・デザイナー・消費者が自由に行きかう事ができるプラットフォームづくりは
繊維業界の未来を、大きく変える物になるかもしれません。
今はまだ動き始めたばかりのプラットフォーム事業ではありますが、多数の国内メーカーが積極的に参加していく事で、実現へと結びつくと考えています。
我々はその一端となる素材の手配について、全力でサポートさせて頂きます。
皆様の積極的なご参加を、お待ちしております。
フジサキテキスタイル株式会社 蔵座部長
日頃からの全面的なサポートで、当プロジェクトの一翼を担って頂いているフジサキテキスタイルさんには、改めて感謝致します。
取材に応じて頂いた蔵座部長、お忙しい中本当にありがとうございました!
なお、蔵座部長のインスタグラム「Fabric freak zoza」では、
蔵座部長のおススメ素材や、豆知識などの情報が数多く投稿されています。
フォロワーさんも増加中で大好評とのこと!皆様、是非一度ご覧になってみてください!